藤田嗣治さんの面影を求めて4〜villiers-le-bâcle編〜
久々の更新で、もう大分前のことにも感じますが。。
villiers-le-bâcle、読み方の難しいこの村、日本語発音だとヴィリエルバクルと読むそうですが、藤田氏が晩年を過ごした「アトリエ 兼 住居」のある村に行ってきました。
ここに行くのはなかなか大変でした〜〜。
ネットで見付けた行き方を利用して、パリからRER(近郊列車)とバスでの移動で片道1時間くらいかな?
ランスのフジタ礼拝堂で入手した案内紙に載っている行き方を見ると、どうやらパリからRER1本でも行けるようでしたが、ネットで調べたところ工事中のようでした。
詳細は不明だけど、もしかしたら新しい駅を作っている最中なのかもしれません。
このバスがなかなか見付けられなくて、駅員さんに聞いみたらバスの乗り場が別のところにもう1ヶ所あるとのこと、けっこう離れた場所でした。
しかしやはり探しているバスの番号が見付けられなくて、バス待ちのフランス人に聞いてもわからないと首を振る。。
どのバスなの〜〜!!と疲れてきて、少し離れたところに停まっていたバスの運転手さんに聞いてみたらそのバスでした。
すぐに出発しそうな様子、間に合って良かった。。
バスに乗ること20〜30分、ロータリーのような大きな道路があるだけのバス停、そこが私が降りるべきバス停でした。
高速の中間みたい。。何となくそんな印象を受けました。
そこから建物がありそうな雰囲気の道路を歩いて行くと意外にもすぐに家並みが見えて来て、
ついに来た〜〜と感動もひとしおでした(☆ ☆)
私が想像していたよりは新しい雰囲気の村でした。
藤田さんに関する資料などから受けるイメージで、勝手に自然に囲まれた田舎の村を想像していましたが、道路はちゃんと舗装されていて、バスも走っていて、田舎の村というより住宅街かなといった印象を受けました。
村の中心地にはアトリエへの方角が示された看板が立っていて、そこからは迷うこと無く5分ほどで簡単に辿り着くことが出来ました。
ここが藤田氏のアトリエ兼住居!!
意外だったのは藤田さんの住居と同じような建物が何軒もあったこと。
写真を見て外観は知っていたものの、表示が無ければどれかわからなかったかもしれません。
しかし実際にこの目で実物を目の当たりにすると、藤田さんのデザインされたレリーフが飾られていたり、やはり大感動なのでありました(☆ ☆)
この扉から出入りしていたのですね(☆ ☆)
しかし、「平日の火・木・金は予約のみ見学可。土・日は空いている。」との事前情報は知っていたものの、ランスの美術館で藤田展が開催されているのだから期間中は毎日空いているだろうと勝手な思い込みから予約せずに辿り着いた火曜日、当然ながら扉の鍵は閉まっていました。
ショックというより、あぁやっぱり、さすがフランスと納得。
ここは入館料を取っている様子も無かったので、毎日解放しよう!という日本人的な発想はやはり無いのですね。
隣の建物に管理人さんが住んでいるようなので、敷地内に入ってみると、庭師のフランス人が2人いました。
「Bonjour!」と庭師に挨拶をして、家のピンポンを鳴らしてみましたが応答も無く、何度か鳴らしていたら庭師の1人が私のところまで来てくれました。
フランス語はまだまだ初心者のわたし、恥ずかしながら何を言っているかはほとんどわからないのですが、案内板を指差して今日は閉館日だということを教えてくれました。
(この辺りの写真を撮っていなかったのが残念です=3)
庭師「きみどこから来たの?」
私 「日本です」
庭師「別の日に来たら?」
私 「来れません。。」
庭師「来れないの!?」
みたいな会話を繰り返し、同情してくれた庭師の2人、どうしたら良いか2人で考えてくれて、案内板に表記されている電話番号に電話してみたらいいとアドバイスをくれました。
しかし私の言語力で電話なんて無理!ということで図々しくも庭師に携帯電話を渡し、「あなたがかけて」とお願いしました。
(フランス語にも敬語があるのですが、わからずタメグチでお願い。。あぁ失礼をごめんなさい。。)
親切な庭師さんが電話をかけてくれましたが、電話番号はこの住居のもので、やはり不在でした。
ということで断念して庭師2人にお礼を言って外に出ました。
せっかく来たし、中は見れなくても外観を満喫しよう!と、家の前に座り込んでスケッチを始めました。
スケッチすること30分、そこに1台の車が到着し、外に車を止めて管理人さんの敷地に入って行きました。
しばらくして庭師が私を見て手招き、ムッシュが帰って来たからもう一度挑戦してみなさいと。
えっ☆もしかして入れる??なんて期待を胸に再びピンポン☆
ムッシュが出て来てくれましたが、やはり今日は無理とのこと。この時、観光客らしいフランス人老夫婦も来てムッシュに交渉していましたが、やはり断っていました。残念=3
しかしながらふと、管理人さんの住居と藤田さんの住居が同じ敷地内だったので、お庭だけでも見せてもらえないかと思い、庭師に聞いてみました。
快諾もらえて住居の裏側だけは見てくることが出来ました〜(^ー^)♪
表側のシンプルさとは異なって裏側は藤田さんらしいこだわりが感じられると資料で目にしていた通り、壁面の雰囲気もがらりと変わって可愛らしいですよね♪
雨戸の水色も素敵です♪
家の裏側は、緑が生い茂っています。
資料には小高い丘の上に立っていると書かれていましたが、なるほどといった感じです。
アトリエの中は次にフランスへ来た時の課題!
フランス語をマスターしてvilliers-le-bâcleへリベンジ!
そして次はこの村に泊まって、じっくり散策してみたいと思いました。
<つづく>
villiers-le-bâcle、読み方の難しいこの村、日本語発音だとヴィリエルバクルと読むそうですが、藤田氏が晩年を過ごした「アトリエ 兼 住居」のある村に行ってきました。
ここに行くのはなかなか大変でした〜〜。
ネットで見付けた行き方を利用して、パリからRER(近郊列車)とバスでの移動で片道1時間くらいかな?
ランスのフジタ礼拝堂で入手した案内紙に載っている行き方を見ると、どうやらパリからRER1本でも行けるようでしたが、ネットで調べたところ工事中のようでした。
詳細は不明だけど、もしかしたら新しい駅を作っている最中なのかもしれません。
このバスがなかなか見付けられなくて、駅員さんに聞いみたらバスの乗り場が別のところにもう1ヶ所あるとのこと、けっこう離れた場所でした。
しかしやはり探しているバスの番号が見付けられなくて、バス待ちのフランス人に聞いてもわからないと首を振る。。
どのバスなの〜〜!!と疲れてきて、少し離れたところに停まっていたバスの運転手さんに聞いてみたらそのバスでした。
すぐに出発しそうな様子、間に合って良かった。。
バスに乗ること20〜30分、ロータリーのような大きな道路があるだけのバス停、そこが私が降りるべきバス停でした。
高速の中間みたい。。何となくそんな印象を受けました。
そこから建物がありそうな雰囲気の道路を歩いて行くと意外にもすぐに家並みが見えて来て、
ついに来た〜〜と感動もひとしおでした(☆ ☆)
私が想像していたよりは新しい雰囲気の村でした。
藤田さんに関する資料などから受けるイメージで、勝手に自然に囲まれた田舎の村を想像していましたが、道路はちゃんと舗装されていて、バスも走っていて、田舎の村というより住宅街かなといった印象を受けました。
村の中心地にはアトリエへの方角が示された看板が立っていて、そこからは迷うこと無く5分ほどで簡単に辿り着くことが出来ました。
ここが藤田氏のアトリエ兼住居!!
意外だったのは藤田さんの住居と同じような建物が何軒もあったこと。
写真を見て外観は知っていたものの、表示が無ければどれかわからなかったかもしれません。
しかし実際にこの目で実物を目の当たりにすると、藤田さんのデザインされたレリーフが飾られていたり、やはり大感動なのでありました(☆ ☆)
この扉から出入りしていたのですね(☆ ☆)
しかし、「平日の火・木・金は予約のみ見学可。土・日は空いている。」との事前情報は知っていたものの、ランスの美術館で藤田展が開催されているのだから期間中は毎日空いているだろうと勝手な思い込みから予約せずに辿り着いた火曜日、当然ながら扉の鍵は閉まっていました。
ショックというより、あぁやっぱり、さすがフランスと納得。
ここは入館料を取っている様子も無かったので、毎日解放しよう!という日本人的な発想はやはり無いのですね。
隣の建物に管理人さんが住んでいるようなので、敷地内に入ってみると、庭師のフランス人が2人いました。
「Bonjour!」と庭師に挨拶をして、家のピンポンを鳴らしてみましたが応答も無く、何度か鳴らしていたら庭師の1人が私のところまで来てくれました。
フランス語はまだまだ初心者のわたし、恥ずかしながら何を言っているかはほとんどわからないのですが、案内板を指差して今日は閉館日だということを教えてくれました。
(この辺りの写真を撮っていなかったのが残念です=3)
庭師「きみどこから来たの?」
私 「日本です」
庭師「別の日に来たら?」
私 「来れません。。」
庭師「来れないの!?」
みたいな会話を繰り返し、同情してくれた庭師の2人、どうしたら良いか2人で考えてくれて、案内板に表記されている電話番号に電話してみたらいいとアドバイスをくれました。
しかし私の言語力で電話なんて無理!ということで図々しくも庭師に携帯電話を渡し、「あなたがかけて」とお願いしました。
(フランス語にも敬語があるのですが、わからずタメグチでお願い。。あぁ失礼をごめんなさい。。)
親切な庭師さんが電話をかけてくれましたが、電話番号はこの住居のもので、やはり不在でした。
ということで断念して庭師2人にお礼を言って外に出ました。
せっかく来たし、中は見れなくても外観を満喫しよう!と、家の前に座り込んでスケッチを始めました。
スケッチすること30分、そこに1台の車が到着し、外に車を止めて管理人さんの敷地に入って行きました。
しばらくして庭師が私を見て手招き、ムッシュが帰って来たからもう一度挑戦してみなさいと。
えっ☆もしかして入れる??なんて期待を胸に再びピンポン☆
ムッシュが出て来てくれましたが、やはり今日は無理とのこと。この時、観光客らしいフランス人老夫婦も来てムッシュに交渉していましたが、やはり断っていました。残念=3
しかしながらふと、管理人さんの住居と藤田さんの住居が同じ敷地内だったので、お庭だけでも見せてもらえないかと思い、庭師に聞いてみました。
快諾もらえて住居の裏側だけは見てくることが出来ました〜(^ー^)♪
表側のシンプルさとは異なって裏側は藤田さんらしいこだわりが感じられると資料で目にしていた通り、壁面の雰囲気もがらりと変わって可愛らしいですよね♪
雨戸の水色も素敵です♪
家の裏側は、緑が生い茂っています。
資料には小高い丘の上に立っていると書かれていましたが、なるほどといった感じです。
アトリエの中は次にフランスへ来た時の課題!
フランス語をマスターしてvilliers-le-bâcleへリベンジ!
そして次はこの村に泊まって、じっくり散策してみたいと思いました。
<つづく>
by maruyashinobu
| 2010-09-16 02:22